普段このブログでは、ファッションの悩みやスタイリングのヒントをお届けしていますが、 今日は少しだけ、視点を変えて “私自身のこと” をお話ししてみようと思います。
「どうしてそんな風に服を見るの？」「その感性はどこから来てるの？」 そんな声をいただくこともあるので、 私がどんな風にファッションと向き合ってきたのかを、綴ってみました。
アパレル歴15年。ファッションが、私の原点。
ファッションは「気持ちを動かす」もの
私にとってファッションは、ただ「着るもの」ではありませんでした。 気分を変えたり、自分らしさを表現したり、時には背中を押してくれる相棒のような存在。 朝のコーディネートひとつで、その日の心のあり方まで変わってしまう。 そんな不思議で面白い力を、私はファッションに感じてきました。
現場で育った“目”と“軸”
アパレルの世界に飛び込んでからの15年間は、まさに“ファッション漬け”の日々。 売り場でお客様と向き合い、シーズンごとのトレンドを肌で感じながら、 その人にとっての「しっくりくる」を一緒に探す時間が、心から好きでした。
デザイン、シルエット、生地、色、光。 服って、ただのモノではなくて、その人の気持ちに寄り添い、未来を少しだけ変えてくれるもの。 そんな風に感じながら、ファッションに関わってきました。
気づけば、私の感性の土台も、表現の軸も、すべてはこのアパレルの現場から育まれてきた。 だからこそ、今も変わらず思います。
ファッションは、私の原点。
つくることへの目覚め。アクセサリーとの出会い。
市販では満たされなかった「自分の感覚」
昔から私は、市販のアクセサリーをそのまま身につけることが少し物足りなくて。 パーツを足したり外したり、自分の感覚でバランスを整えて“再構築”するのが日常でした。
惹かれるのは、海外の洗練されたデザインや、少しエッジの効いた空気感。 でも、そういうものほど高価で、なかなか手が届かない。 だったら、自分でつくってみよう。 そんな軽い気持ちで始めたのが、私のものづくりの原点です。
「それ、私にも作って？」がすべてを変えた
そんなある日、仕事の現場で身につけていた自作のアクセサリーに、お客様がふと目をとめて、 「それ、私にも作って？」と声をかけてくださったんです。
その言葉が、私の中で静かに、でも確かに響きました。 “自分のため”に楽しんでいた時間が、“誰かのため”に変わった瞬間。 このひとことで、私の中にあった小さな火種が、そっと灯った気がしたんです。
ファッションとアクセサリー、つながる感性
そのとき感じた、“誰かのために作る喜び”は、今も私の中にずっと残っています。 ファッションという表現の延長線上で、アクセサリーを手がけるようになったのは、 きっと自然な流れだったのかもしれません。
「似合う」を考えること。 「その人らしさ」を引き出すこと。 それは、服でも、アクセサリーでも、根っこは同じだと思っています。
おわりに
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。 私のファッションに対する考え方や、これまでの経験が、 これからのブログの中でも少しずつ活かされていくと思っています。
私の想いや活動の背景を、もっと詳しく知っていただけるように
プロフィールページもご用意しています。
また、ファッションにまつわる他の記事も更新中です。 お時間あるときに、ぜひこちらもチェックしてみてください。
